ドメイン名

BARDEHLE PAGENBERGは、ドメイン名の分野でクライアントを助言し、サポートします。特に、適切なドメイン名ポートフォリオの構築と維持に関するサポートを行っています。これには、特にUDRP(統一ドメイン名紛争処理方針)に基づく仲裁手続きにより、違法なドメイン名登録、つまり第三者が保護された商標を標識として使用して登録したドメイン名を防ぐための措置を講じ、法的手続きを行うことが含まれます。

ドメイン名は、従来の意味では知的財産権には該当しません。不正な競争の側面も考慮に入れると、ドメイン名は(現代の)マーケティングやITと、商標およびその他の標識の保護や行使の境目にあります。新しい商号や製品ブランドを検討する際には、採用したいドメイン名がまだ利用可能かどうかを常に確認する必要があります。これを行うにあたって、特に保護された商標や標識が含まれるドメイン名が権利所有者の利益に反して第三者によって登録されているようなケースでクライアントをサポートしています。


ドメイン名に関する状況はここ数年間で大きく変化しました。2014年までは、利用可能なトップ・レベル・ドメイン(「.de」、「.com」、「.org」、「.biz」などのドメイン名の拡張子)は約200種類に過ぎませんでした。しかし、現在、ドメイン名の拡張子を処理および管理するICANNは、トップ・レベル・ドメインの数を大幅に増やしました。地理的情報を示す「.paris」、「.bayern」、「.berlin」などや、ブランド名を表す「.bmw」、「.google」、「.marriott」などを含む2000以上のトップ・レベル・ドメインを使って、ドメイン名を登録できるようになったのです。特に注目されるのは、ジェネリック・トップ・レベル・ドメインの「.shop」、「.web」、「.store」、および業界セクターの用語の「.bank」、「.fashion」、「.auto」、「.shoes」などです。

ブランド所有者は、多数のドメイン名拡張子の中から選択して、そのブランドに合った魅力的なドメイン名を保護しながら、新しい方法でインターネット上にそのブランドを象徴するものを提示することができます。当事務所は、これまでの経験を利用して、お客様が最適な戦略を立てるためのお手伝いをしています。しかし、私たちは多くの第三者登録がこれらの新しいトップ・レベル・ドメインのもとに行われたことも経験しました。それらはその後、それらのドメイン名のもとでブランド製品の偽造品を提供するなど、しばしば不正な目的に使用されます。

私たちは、このような問題のほとんどを迅速かつ効率的で費用対効果の高い方法を使って防止することができます。ICANNは、第三者による不正なドメイン名登録から権利を保護する様々な仕組みを提供しています。特に、第三者が(不正に)登録したドメイン名の移転や取消を要求することにより、WIPOとともに、UDRPに基づく仲裁手続きを開始することができます。当事務所は、このような手続きにおいてクライアントをサポートし、代理することができます。
 

BARDEHLE PAGENBERG
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